INDEQSの導入手順
目的の定義
データの用途を明らかにする。
適切な目的設定の例:
・公差外データを素早く抽出して確認したい。
・工程の各特性の不良率を計算したい。
・検査レポートの作成を自動化したい。
・品質状態の共有をデジタル化したい。
・データベースの測定データをEXCELのテンプレートに出力したい。
不適切な目的設定例:
・データ収集部分を先行して自動化したい。
・まずデータを1つのデータベースにまとめたい。
これらは全てデータ使用目的に合わせてデザインするため、使用目的が必要です。
現状のデータの精査
・自社データを精査し、ステップ1で定義した内容を実現するための情報がデータ内に全て揃っているかチェックする。
・不足している場合、補完するデータと補完方法を明確にする。
データ形式、出力方法の確認
現状、各検査、測定プロセスでどのようなデータ出力形式で出力されているかを調べる。
・ファイルで出力
・HMI(Human Machine Interface)で出力
・シリアル通信で出力
・手入力
データトラフィック、DB容量の見積
・一定期間(毎日、毎週、毎月など)にどの程度の検査料、データ量※があるか調べる。
※正確な数値が分からない場合も、数千測定/日、数十万データ転送/週という程度の概算が分かれば可
・データの保存期間を決定する。
これらの情報がデータアップローダの必要数やデータベースのサイズを決定するために必要です。
アクセシビリティの定義
・誰がアクセスするか。
・どこ(場所)でへアクセスするか。
・何人がアクセスするか。
セキュリティとパフォーマンス確保、必要ライセンス数の算定に必要な情報です。
システム構成の決定
・弊社からシステム構成をご提案します。
データフロー、必要なソフトウェアコンポーネントの種類、ライセンス数、費用をご提示します。
仮導入
・ステップ1で定義した目的を成できているか仮導入の段階で全て達確認する。
複雑なシステムの場合、仮導入で要件チェックを行い、必要があれば本番導入までに修正を行います。
本番環境での導入
・データのアップロード、表示速度などのパフォーマンスをチェック。
導入後に取込みデータの滞留や、情報表示の著しい遅延などが発生しないか確認します。