i-Analyzer: IATF16494、SPCの要件を網羅。AIサポートによる非線形相関分析と工程能力の可視化
i-Analyzer は、スマートな品質データ分析機能を提供するフルブラウザベースの品質データ分析ソフトウェアです。
量産工程で使用される膨大な検査、測定データをスマートに管理します。工程能力、管理図の安定性、公差外データの有無など、様々な条件を設定し、検査特性の合否判定を総合的に行います。i-Analyzerが評価基準を統一するので、計算結果がユーザによって微妙に異なるということがありません。
層別表示、管理番号でのデータ整列、プログラマブルな傾向管理機能を持つ管理図など、大量のデータを効率よく管理するためツールが備わっています。

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ブラウザベースで個々のPCへインストール不要
i-Analyzerの特徴の一つはブラウザ上で情報の分析を実行できる点です。デスクトップアプリケーションは個々のPCに対してソフトの配信、インストール、アンインストール作業が必要で、多数のクライアント端末を管理する場合、導入やアップデート時に手間がかかります。INDEQSシリーズはGoogle ChromとMS Edgeを標準インターフェースとして採用し、この問題を解決しました。
i-Analyzerの導入、更新はサーバ側の作業のみで完結します。端末ごとに異なるバージョンが使用されたり、アップデート作業のサポートをする必要が無いため、デスクトップアプリと比較した場合、管理の手間を大幅に削減可能です。
PC1台で完結する小規模システムから、オンプレミス、クラウドサーバにも対応した大規模システムまで対応します。
サーバとクライアント端末間はSSLを用いたhttps暗号化通信の採用しており、クラウド環境においても安全なデータ通信を確保します。
Dockerを使用した導入パッケージでテスト環境から本番環境へ迅速でスムーズな移行をサポートします。

ISO 22514-2準拠:AIが支援する信頼性の高い工程能力
i-AnalyzerはISO 22514-2に準拠したパーセンタイル法を採用しており、信頼性の高い工程能力(Cp/Cpk)を算出します。
工程能力の算出方法は顧客に対し説明責任が生じます。当社は算出方法がブラックボックス化しないよう、AIとアルゴリズムを高度に組み合わせた、当社独自の技術で最適分布曲線を選定しています。
この技術により、少ないデータ数から工程能力値を算出することが可能で、誰が分析しても同じ計算になるため、分析者による評価の違いが発生しません。

チャートスプリット:IATF16949 9.1.1.1をサポートする5M分析ツール
i-Analyzerのデータ構造は工程変動要因の5M(Man=人, Machine=設備, Method=手法, Material=材料, Meillieu=環境)に沿って分析できるように最適化されています。下図のように、特性のグラフ上で、5Mの要素である設備番号(機械番号)でスプリット機能を使用すると、設備ごとにデータが自動で分割され、工程能力もそれぞれ再計算されます。

IATF16949 8.5.2.1:識別及びトレーサビリティ―補足の要求事項に対応
8.5.2.1項では以下のような記録保管が求めらます。
- 製造日
- 投入ロット
- 作業者名
- 設備番号
- 計測機器番号
- 工程記録
iNDEQSのデータ構造は測定値、検査値とこれらのトレーサビリティ情報を紐づけて保管します。i-Analyzerは問題のあるデータをグラフ上でマウスオーバーするだけで、データ収集時に紐づけられれた、時間、製品ID(シリアル番号、ロット番号など)、設備情報をポップアップウインドウ上に一覧表示することができます。このウインドには必要な情報のみをユーザ設定で選択的に表示させるため、自社の運用に合わせた使い方が可能です。情報を一元的に表示させることで、データの異常に気がついた場合、そのデータのトレーサビリティ情報を日常業務で監視しているグラフ上から即時確認できます。

高度なデータ比較機能


i-Analyzerは品質データ比較に特化した便利な比較機能を実装しています。例えば粒度の異なるデータを整列し、比較する事が出来ます。これにより、検査順序や時間に関わらず、抜き取り検査のデータと、全数検査データをシリアル番号で整列させ、比較する事が可能です。
Z-scoreや規格幅でデータを正規化する事で、絶対値が異なる2つの特性を同じ基準で比較する事も可能です。
イベント入力機能


気になる数値にはグラフ上から直接イベントを入力する事ができます。グラフ上に入力したイベントはデーターベースへ反映され、即座にチーム全体へ共有する事が可能です。不具合原因や対策指示として使用する事で、品質、生産部門間のスピーディーな意思疎通が可能です。
発生したイベントはイベントごとに集計され、パレート図で確認する事ができます。
高度なフィルタリング機能

i-Analyzerは高度なフィルタリング機能を備えており、部品番号、検査特性名、シリアル番号などの製品情報や、日時を組合せ複雑な条件でもノーコードでデータのフィルタリングが可能です。
フィルタはユーザごとに個別で記録され、かつ複数の条件を保存する事ができるので、頻繁に使用する条件は一度登録しておけば、2回目からは1クリックで希望するデータだけを素早く抽出できます。
品質管理必須チャートを完備

i-Analyzerは、グラフ、ヒストグラム、管理図、箱ひげ図、散布図など、品質保証に必要なグラフを提供します。必要に応じ、画面上に表示するグラフ数、色、大きさを自由に設定可能です。
グラフの拡大縮小、スクロールはデスクトップアプリケーションと比べて遜色の無い直観的な操作が可能です。
相関図
特性間の相関図は用途により2つの表現方法が可能です。
ヒートマップ:
全特性間の相関の一覧を表示します。相関の強弱や相関の正負を表示色で瞬時に見分けられます。
バーチャート:
バーチャートは、選択した特定の特性とその他の特性を比較し、最も相関の強い特性を左から順に並べて表示します。上位トップ10、トップ5の絞り込みも可能です。

AIによる生産パラメータの影響度分析
1つの部品が完成するまでに使用される生産設備が1つしか使用されない事は稀です。多くの場合、数工程を経て、複数の設備を通過し完成に至ります。それら設備の挙動や生産条件を変化させる要素は無数に存在します。例えば工作機械なら、送り速度、主軸回転数、温度、工具摩耗量、クーラント供給量等が考えられます。生産された製品の品質は生産条件要素の集大成です。それら要素を説明変数とし、他方、品質検査結果を目的変数として捉えます。目的変数を左右する説明変数は通常複数存在しますが、その中でも特に大きく結果に影響を及ぼす説明変数をAIで導き出す事で、生産上の課題や改善点を素早く洗い出します。

IATF16949 9.1.1.3対策に有効:評価基準を徹底し、現場が判断に迷わない評価戦略設定


IATF16949 9.1.1.3では作業者に統計情報から工程の状態を読み取ったり、対策を検討したりする能力を求めていますが、現実にはその徹底が困難です。
i-Analyzerは自社の工程能力基準や、管理図の異常パターン検出をデータ重要度別に細かく設定できるよう評価戦略を実装しています。評価戦略は複数策定することが可能で、工程に合わせた設定変更にも柔軟に対応します。
評価戦略は統計知識が豊富な品質管理責任者や専任者が策定し、一般の作業者向けには、アラーム情報ごとの対応を社内ルール化することで、工程異常に対し、システマチックに対応する仕組みを作り上げることが可能です。
全ての作業者に高レベルの統計知識を教育するのは非常に困難であり、アラームとそれに対応するルールを決めておくことで、作業者間の知識差に起因する異常状態への対応の差を極力低減できます。
iNDEQSは評価結果を統計情報とセットで表示します。左の列が公差、規格値などの「設計」情報で、センターが集計によって得られら合計値、最大値、最小値などの「現状」の情報、そして右が統計情報で工程能力評価などの「予測」と配置されています。設計→現状→予測と、統計情報も実際の工程管理に沿ったカテゴリ分けをしており、作業者が理解しやすい配置になっています。
また、評価結果も合否判定を色で示すだけでなく、評価対象として設定した項目(工程能力不足、公差外、公差警戒域)の何が原因で不合格となっているのかがで一目でわかるよう設計されています。

i-Analyzerの動作を動画をご覧頂けます。
i-AnalyzerのFAQ(よくある質問)
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ライセンスは買い切りですが、サブスクリプションですか?
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どちらのプランもご用意しております。サブスクリプションは保守費用も含まれており、最新バージョンをご利用いただけます。買い切りライセンスの場合も、保守契約を結んで頂くことで最新バージョンをご利用いただけます。4年以上使用される場合は、買い切りライセンスが総費用(初期費用+運用コスト)でメリットがあります。
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複数ライセンスを購入する場合、割引はありますか?
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3ライセンス以上購入される場合、段階的に割引が適用されます。20ライセンス以上購入される場合、お得なコーポレートライセンスをご利用いただけます。別途フォームよりお問合せ下さい。
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クラウドサーバとオンプレミスサーバのどちらに対応していますか?
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iNDEQSはユーザインターフェースとしてブラウザを使用しますが、クラウド環境でも、オンプレミス環境(自社サーバ)でも動作します。
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iNDEQSは一般的なPCでも使用できますか?
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全てのiNDEQSソフトウェアをPC1台の中にインストール可能です。データ処理量が少ない場合、一般的なPC※でも十分快適に使用可能です。
※オプションの追加AIモジュールを使用する場合、高スペックのPCが必要となる場合があります。
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AIで分析を行うとデータが外部に送信されますか?
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iNDEQSで使用するのはローカル環境で動作するAIです。学習済みのローカルAIがデータを分析を行うので、外部のクラウドサービスにデータを送信することはありませんので秘匿性の高い設計値や、公差情報も安心して扱えます。インターネット接続も必要もありません。
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ISO 22514-2に準拠した工程能力計算とは、具体的にどのようなものですか?
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従来の±3σ(正規分布前提)の計算ではなく、データの分布形状(ワイブル、対数正規分布など)をiNDEQSが自動判定し、最適な分布モデルからクオンタイル値(0.135%および99.865%)を算出して、工程能力を計算します。これにより、統計作業者の統計知識レベルに左右されない精度の高い不良率予測が可能です。
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どんなデータを取り込めますか?
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「規則性」があればどんなEXCEL、CSV、JSON、測定機の出力するテキストデータなど、ほとんどのフォーマットのデータを取込み可能ですが、専用フォーマットへ変換が必要です。フォーマットはISO規格に準拠したDFQフォーマット、またはJSONフォーマットのデータを読込み可能です。
弊社で変換ソフトウェア(i-FLEX)をご用意していますが、データフォーマットは開示しておりますので、ユーザ様で作成した変換プログラムを作成頂くことも可能です。
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手書きのデータは取り込めますか?
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アナログからデジタルの変換は、デジタル→デジタル変換よりハードルが高いですが、昨今は高性能なOCRやタブレットPCなど、様々な選択肢があるので、ご相談ください。貴社の業務フローにあった方法をご提案いたします。
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運用には専門的な統計知識が必要ですか?
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i-Analyzerは品質管理で使用するデータに特化して設計されています。工程能力評価や、管理図の不良予兆検出など、ほとんどの分析は自動で行われます。グラフを読み取るための基本的な統計知識は必要ですが、専門的な知識は必要ありません。
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Excelや一般的なBI(ビジネス情報)ツールでの分析と何が違いますか?
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違いは大別して3点あります。
- 品質データ専用のデータ設計されたソフトウェアのため、汎用ツールに比べて多種/大量のデータ処理が圧倒的に高速です。
- 工程能力計算方法、工程の良否判定の根拠がグローバルに通用する国際規格(ISO規格)に沿っているため、IATF 16949の監査対応力が大幅に向上します。
- データ収集から品質変化の要因5M(Man=人, Machine=設備, Method=手法, Material=材料, Meillieu=環境)の層別分析まで、自動化できるため、「分析結果を得るまで」の時間を圧縮できます。分析結果を基にした改善の検討、実行により多くの時間を使うことができます。
