i-FLEX

測定データとして出力されるCSV、TXTなどのテキストベースファイルと、データ入力で使用されるEXCELのデータファイルをINDEQS標準フォーマットへ自動変換します。
フォーマットごとにINDEQSデータフィールドへのマッピングルールをアプリ上で設定できます。一度設定したマッピングルールはマッピング設定ファイルとして保存され、以降同じフォーマットのファイルは自動変換処理を行う事が可能です。i-FLEXは複数のデータフォルダ、異なる形式のデータを同時に扱う事が出来ます。マルチスレッド処理によりEXCELファイルもテキストファイルも同時並行で処理し、大量のデータファイルも素早く変換します。
EXCELの特性を生かした直観的マッピング
データ取り込み範囲をEXCEL上で範囲指定し、範囲取得ボタンで各項目のデータ収集範囲を直観的に指定する事が可能です。
データが列方向、行方向のどちら場合も対応できます。行や列の間に空白セルがあったり、検査状況によってデータの最終列、最終行が毎回ことなる場合でも最終行、最終列までデータを取得します。
セル以外にも、シート名、ファイル名、フォルダ名からも情報を取得できます。

テキストデータへの柔軟な対応
測定機器や生産設備から出力されるテキストファイルフォーマットは多岐にわたり、柔軟なマッピング機能が必要です。i-FLEXはデータの並びを4タイプに分類して処理します。データエンコードやデリミタなどのファイル情報を設定し、それぞれのINDEQSデータフィールドに対応するテキストデータの位置を列、行、データのラベル(ヘッダ)などから検索できるよう設定します。
EXCEL同様にファイル名、フォルダ名からも情報を取得できます。
正規表現を直接記述できるため、取得したテキストの一部分だけを抜き出して変換する事も可能です。

高速データ変換
一旦マッピングルールを設定した後は、同一フォーマットのファイルを自動で変換します。指定したターゲットフォルダを監視し、検査データが保存されると自動で変換を行います。
処理したファイルはバックアップフォルダへ、変換に失敗したファイルはエラーフォルダへ移され、エラーログを出力します。
最大で10個のインスタンスが独立して稼働することが可能で、各インスタンスに設定されたマッピング設定ファイルに従い、同時並行で変換処理を行います。一旦マッピング設定ファイルを作成した後は、EXCELファイル変換にもEXCEL本体は不要なので、業務アプリがインストールされていないサーバでもEXCELファイルの変換が可能です。
稼働中はタスクトレイに格納され、バックグラウンドで稼働します。

ファイルマネージメントの自動化
その他、変換や、変換後に必要となるファイル処理も同一画面内で設定可能です。
- バックアップ作成時にファイル処理を行った日付時刻を付加
- ターゲットフォルダのサブフォルダ内までファイルを検索する
- バックアップ時に元のフォルダ構成を含めてバックアップする
- 処理済みファイルとエラーファイルの保持期間の設定
(保持期間を経過し、不要となったファイルをi-FLEXが自動削除します。) - ファイルを直接削除せず、一旦OSのゴミ箱へ移動する事も可能です。

拡張性
i-Flexの標準モジュールは多種のフォーマットに対応できるよう設計されていますが、特殊なフォーマット(データの並びに規則性が無い等)には対応する事ができません。
しかしながら、i-Flexのデータ変換モジュールとファイル処理モジュールは共通で使用できるよう設計されています。特殊フォーマットが追加されても共通のユーザインターフェースの操作を殆ど変えることなく組み込むことができるため、短期間での機能拡張を実現します。
